不眠の症状に合わせて選ぶ睡眠薬

睡眠薬の作用時間

「何時間経っても寝つけなくて寝不足が続いている」「夜中に何度も目が覚めてつらい」など、眠れないという症状は一人ひとりで違います。
つまり一人ひとりに適した睡眠薬を見極めなければ、症状の改善は見込めません。

治療を進めるためには、
・自分の不眠タイプを把握すること
・症状に最適な睡眠薬を選定すること
この2点が重要なのです。

▼睡眠薬の分類を知ろう

現在おもに用いられている睡眠薬は、脳の働きを低下させて睡眠に適したコンディションへと導いてキープする作用があります。

睡眠薬は、効果が現れるまでにかかる時間や作用の持続時間によって4つにカテゴライズされています。

・超短時間作用型
 効果発現/1時間以内
 作用の持続時間/2~4時間

・短時間作用型
効果発現/1~3時間
作用の持続時間/6~10時間

・中時間作用型
 効果発現/1~3時間
作用の持続時間/20~24時間

・長時間作用型 
 効果発現/3~5時間後
作用の持続時間/24時間以上

スピーディーに効果を発揮する睡眠薬は持続時間が短く、反対に長時間に渡って効くタイプは眠気が起こるまでに時間がかかるということがわかります。
寝つきの悪さで悩んでいるなら超短時間作用型(ルネスタ、マイスリー、アモバンなど)がピッタリですが、中途覚醒や熟睡障害を併発している場合には短時間作用型を用いる場合も。

熟睡障害や中途覚醒には、短時間~中時間作用型の睡眠薬(サイレース、デパス、レンドルミンなど)が適しています。

▼本来の睡眠サイクルを取り戻す

強制的に眠りにつかせる睡眠薬のほか、人間の身体に備わっている体内時計を整えて寝つきを改善する薬もあります。

オレキシンやメラトニンといった睡眠に影響するホルモンの分泌や作用を助けることで、自然に眠くなる力を高めるのが目的。
「飲めば眠れる」という即効性や安心感はありませんが、身体に負担をかけることなく安定した睡眠を得られるようになります。